6月29日(金)、山口市役所にて広報紙についてを4時間かけて学ぶ研修会が行われました。
講師は、さぽらんてでも何度もチラシ講座などをお願いしている、NPO法人市民プロデュース理事 小柳明子さん。
今回の参加者は山口市内で広報紙の作成を担当する皆さんが対象。17地域34名の方が大雨の中、集まってくださいました。
【午前の部】
意外と学んだことがない「広報とは?」の基本からレクチャーが始まりました。作るのに結構手間がかかるし、効果が見えづらい広報紙。インターネットの普及によって広報の手段が増えましたが、広報紙が紙媒体の広報ツールとして担っている役割って何なのでしょうか?
実は広報紙は「まきこむ」「つなげる」「ほりおこす」ことができるツールなのです。リアルタイムで情報を市民に伝えるだけではなく、広報紙をきっかけに話し合ったり、次世代に記録を残すという役割も。そんな広報紙に携わる皆さんのモチベーションを保つためにも、このような情報交換の機会は本当に貴重!
【午後の部】
お昼を挟んだあと、まずは具体的な紙面構成や役割について見て行きました。写真やイラストは情報を一瞬で伝えるのに最適、詰め込み過ぎは厳禁(余白が大事)、枠囲みは使いすぎないで、文字は読みやすさが命、などなど・・・
これらを踏まえ、いくつかの地域の広報紙を小柳講師が添削する「ビフォーアフター」タイムに突入。ビフォーとアフターを見比べると、枠線をなくしたり、日にちを少し大きくしたり、並びを揃えたりと、少~し変えるだけで読者が知りたいポイントを押さえやすくなったり、読みやすくなったりしていました!少しの工夫でこんなに違うんだ~と目から鱗でした。
そして最後に参加者全員で丸く円になり「明日から私は〇〇をやります!」と一人ずつ声に出して宣言していきました。私は「明日から余白を1.5倍にするぞ!」ということを宣言したので、さっそく今作成中のチラシに反映させることができました。
広報紙についての学びが深まり、さらに地域同士の交流もできた、贅沢で楽しく過ごせた、あっという間の4時間。きっと山口市内の地域広報紙はこれからどんどん読みやすいものになっていくと思います。私が担当している「ええやん新聞」も負けてはいられない・・・ますます頑張ります!
【さぽスタッフ 藤岡】