ソーシャルマネジメント道場成果発表会
7月から始まった、山口ソーシャルマネジメント道場の成果発表会を11月23日(金・祝)に開催しました。
現在7団体に伴走支援中ですが、この日は、4団体から事業計画の発表がありました。
支援者と度重なるセッションを繰り返し、何度も作りなおした事業計画書です。
団体から7分のプレゼン、13分の質問時間です。
団体は、たった7分の質問で何を伝えるのか?
支援者たちはそれに対して、団体が『なるほど!その視点は抜けてた・・』『戻ったらすぐに調べよう』など気づきを与えるために何を聴くか『愛ある質問力』を問われます。質問に至るまで、しっかりと事業計画書を読み込み、シミュレーションした支援者たちです。
今回発表した団体は、
①Happy Education HappyEducation 事業計画書
②グリーフサポート山口 ★グリ計画書(最終)
③認定NPO法人せわやきネットワーク こども明日花プロジェクト ★明日花事業計画書
④認定NPO法人支えてねットワーク 支えてねットワーク
事業計画書が絵に描いた餅にならなりように、今後は、組織強化計画の作成も支援していきたいと思います。
最後に長浜講師から、団体、支援者の驚くほどの成長ぶりに感動したという言葉を頂き、今後も、県内の支援者のコミュニティがより活性化し、市民社会が広がっていくように道場を継続してきたいと思います。
山口県パートナーシップ会議
ソーシャルマネジメント道場終了後は、山口県のパートナーシップ会議
~山口ゆめ花博を契機に県民活動を拡大するには~ が開催されました。
村岡県知事も参加され、以下の豪華メンバーが登壇者です。
進 行:長浜洋二(モジョコンサルティング合同会社 代表)
参加者:
今井 邦子(山口ゆめ花博ボランティア)
高山亜由美(山口ゆめ花博ボランティア)
船崎美智子(NPO法人やまぐち県民ネット21理事)
高田新一郎(NPO法人ほほえみの郷トイトイ 事務局長)
伊藤 一統(宇部フロンティア大学短期大学部 教授)
体験から出るみなさんの意見は、支援者の私たちにとっても参考になるものばかりでした。
今後の支援に役立てようとメモした内容を共有しますね
【個人のボランティアの広がりに向けて】
〇子どものころのボランティアや地域での活動体験があると大人になってもいろいろな活動に参加しやすい。楽しかったという思い出が大切。
〇どんなボランティアをするのか、細かい作業内容などの情報発信が必要。
○気軽に参加できるように、メニューの切り出しなど、スモールステップをつくる。
〇ボランティア活動の中でも、参加者同士のつながりが生まれる仕掛け
〇ボランティアを駒として扱うのではなく、参加する人も含めたみんなの笑顔を増やすツールとする。
〇中学生ボランティアの活動を見て、閉塞感を抱えていた大人が元気になった。
〇コミュニティスクールの活用し、子どもの体験、居場所としてのボランティアの推進。
【多様な主体とつながる協働に向けて】
〇何を目指してつながるのか?両者を調整するコーディネーターが必要。
〇持続性、信頼性のある市民組織づくり。
〇地域課題や現状の調査が必要。
〇行政内部の部局を超えたつながり。
〇定年前の人材へのアプローチ。
〇特に子どもを対象にした場合は『遊び』の観点が大事。事前に打ち合わせをして、役割、ルールを共有すること。
〇周りいる同様の団体との交流がない。
〇半分ボラ、半分住民!自然な流れでボランティアしていたという形。
〇取り組み事例をお互いに学び合う場。事業のつながりで想像以上に相乗効果がある。
山口県は、今後県民活動の促進のために、来年度は、コーディネーターを置きしっかりと環境整備をしていくそうです。楽しみですね!
そして、今回パートナーシップの前座のゆめ花博のボランティアの活動を取材し、動画の中のボランティアさんから珠玉の言葉を導きだしてくれ、その当日はその報告を堂々としてくれたのが、さぽトリガーの宝迫さんと、高田くんです。
すばらしい視点でこれからのボランティア拡大につながるエピソードを伝えてくれました。(内容はスタッフOのFGをご覧ください。このグラフィックは、会議終了後の記念撮影スポットになるほどの大人気でした。)
学生の感性に触れて、知事も満足そうな笑顔で記念写真に応じてくれました。
学生たちのポテンシャルもなかなかです。学生が大人と対等に活躍できる場を地域に創出していくことで山口はもっと元気になると実感しました。これからもその機会をしっかりと作りたいと思います。
<わたなべ>