今年度、市民活動紹介映像を制作することになり、さぽらんてスタッフと学生インターン・ボランティアスタッフを対象に映像研修をしました。映像を使った活動PRに関心のある市民活動団体の若手スタッフさんにもお声かけし、総勢22名。いつものようにさぽらんての会議室がギュウギュウ・・・いつもと違うのは、学生さんが6名も参加してくれて平均年齢が下がったこと!!
講師は、さぽらんて登録の市民活動団体、ワイベック(映像文化の発展を目的とする、プロ・アマのクリエーター集団)さんより、渕上正義さんに来ていただきました。
はじまりは、映像を撮るために必要な座学から。
スマホやSNSの普及で、最近では世代問わず「動画」が身近に。実際に学生Mちゃんも、仲間うちで集まった際に、何気に動画を撮るそう。「どんな動画?」の質問には「並んで歩いている後ろ姿とか、みんなでうぇ~いってなって盛り上がってるとことか」と。
そこで講師から「動画と映像の違いってなんでしょう?」
似ているようで違うのはなんとなくわかるけれど、言葉にはなかなかならないこの違い。講師の解説がしっくりきました。「動画は撮れました」「映像は撮りました」。映像は何か意図をもって撮られたもの、かつ編集が加わったもののこと。
他には、サイズやアングル、構図、色など、映像の撮り方次第で画の持つ意味が違ってくること、機材の機能などかなり高度なおはなしや、素人が陥りやすそうなあるあるを交えた撮影時の注意点を伺いました。
ここまでは、取材時のお話で、後半は映像を作るうえで8割を占めるという肝の部分。テーマを決め、構成を考え、シナリオをつくる。百聞は一見にしかず、ということで練習で90秒映像を作ることに。(今日は編集作業はできないので、動画という方が近いかもしれません)
私のグループはテーマを『ええやん新聞』に決定しました。構成を考える段階でかなり頭を悩ませましたが、「ええやん新聞の売りってなんだろうね」という話し合いからキーワードを挙げていって、その中から「市民目線」に絞りました。ここからは、ああでもないこうでもないとワイワイとシナリオづくり。さぽらんての職員が本を片手に「NPOとは?なんて説明するのが一番わかりやすい?」と話してるところに、市民記者がわって入り「これこれ」とええやん新聞を取り出すというシンプルな90秒の寸劇。
できはもちろんイマイチでしたが、なんとなくの流れをつかむことができました。そしてなにより、ちょっとかまえていた映像づくりが楽しいものに変わりました。8割のここが楽しめれば、あとはなんとかいけそうな気がします(単純)
90秒の長さは、思っていた以上に短く、でも伝えたいことを伝えるのに長すぎないちょうどいい尺だなというのも感じました。
あと、学生はやはり上手いですね。小技の演出?魅せ方が上手だなと感心しました。
ここから先は11月をめどに90秒映像を数本製作予定です。完成作品は12月ごろSNS等で発表予定です。どうぞお楽しみに♪
<スタッフ 小田>