「支え人。(ささえびと)」について
社会課題を放っておけない企業と、課題解決に取り組むNPO。 していることは違っても、めざす社会への「おもい」は同じ。 双方の「おもい」が重なり「寄付つき商品」を始め、いろいろなコラボが生まれています。 そこに、私たちは新たな公共を支えるしくみの可能性を見出しました。 企業×NPOのつながりから、地域全体を巻き込んだ、新たな公共を支えるしくみです。 企業の本業にもメリットがある「支え人。」ぜひ、ご参加ください! 詳細はさぽらんてまで気軽にお問い合わせ下さい。詳しくは支え人。かわら版をご覧ください。
寄付先団体 | 企業とプロジェクト名 | 寄付の詳細 |
認定NPO法人こどもステーション山口 | ×(株)メルシー 「おかげさまプロジェクト」 | 対象商品1個につき1円の売上を寄付 |
認定NPO法人こどもステーション山口 | ×リンドヴルム 「ぬくもりプロジェクト」 | 積み木の売り上げ5%、認定NPO法人こどもステーション山口の例会での販売品の5%を寄付 |
認定NPO法人こどもステーション山口 | ×POLA Sweet 「とっておきの時間プロジェクト」 | ボディーコース収益の0.5%を寄付 |
認定NPO法人支えてねットワーク | ×(有)寿司やす 「おもいやり、寄り添う心プロジェクト」 | 法要膳(5,400円~10,800円)1つにつき15円を寄付 |
NPO法人あっと | ×(株)モリイケ 「山口のママから始まるプロジェクト」 | 現役子育てママたちが選んだ「楽しい子育てを応援する文具(たこぶん)」の売り上げの1~3%を寄付 |
NPO法人あっと | ×(有)BAY TOKYO 「産後のきれいなママを応援プロジェクト」 | 来店者一人につき1円の寄付 |
寄付つき商品ってどんなもの?
1)寄付つき商品(コーズ・リレーテッド・マーケティング)
企業とNPOなどの団体がパートナーシップを組み、社会的課題のために企業のマーケティングを活用するという仕組みのことです。企業が製品の売り上げに応じてNPO等に寄付を行い、その際に、「製品が『寄付込み』であること、その製品を買うことによって、消費者は社会問題の解決に貢献できること」をPRし、製品のマーケティングの一環として活用する、という手法。 企業には販売促進に加えて、「社会的貢献を行う企業」としての評判が獲得できるというメリットがあり、NPOには活動資金を獲得できると同時に、自身の活動をより広く世の中に知らしめることができるというメリットがあります。
2)寄付つき企画をつくるポイント
儲かる、販促・新規顧客の獲得に繋がる企画(CSR3.0)に
- NPOのネットワークは、企業にとっても魅力的です。
- 寄付つき商品・企画は顧客のリピート率は高くなっています。
- 差別化できない商品も差別化できます。
- 売れれば売れるほど地域課題が解決するしくみです。
社会課題が解決されるソーシャルビジネスにしよう
- 地域の課題解決へ貢献しているNPOを応援することで、独自に社会貢献のプログラムを開発する手間がかかりません!
話題性のある企画づくりで、しっかり広報に繋げよう
- 地域社会になくてはならない企業のイメージが広がります。
- 他企業との差別化によるエシカル消費志向への販路拡大も期待できます。
両者にとって無理のない企画にしよう
- 新規の企画では、負担やリスクが大きいことが多いことも。既存の商品やサービス、商流を活用してなるべく負担のない企画から始めましょう。
- 寄付額は1~10%など負担を少なくし、その代わり長続きできる企画にしましょう。
- すでに売れている商品の場合はプラスマイナスでマイナスになる可能性もあります。キーワード式、限定商品式、個数限定式などでリスクを少なくしましょう。
- NPOが頑張らないと動かない企画はやめましょう。NPOとのコラボの強みを活かしたうえで、企業主体で売上がアップに繋がる企画にした方がスムーズにいきやすいようです。
人を巻き込み、社会運動や購買運動を起こせる企画を作ろう
- 非営利活動組織は、人を巻き込んでナンボ、商品を通じて新たな人材の巻き込みにつなげましょう。
- 企業は顧客と売る、買うのみのつながりではなく、社会をよくするつながりを築くパートナーにもなり得るのです。
顧客も関係者も楽しい、ワクワクする企画を作ろう
- 企業の本来業務を販売やサービスの提供を行いながら、地域社会の課題が解決できるストーリーが他の職員やお客様にわかりやすい企画にしましょう。
ストーリーを作って、魂を入れよう
- 企業理念とNPO理念がつながるストーリーを見つけて、相乗効果を確認しましょう。
顧客に感謝&報告をして、リピート率&契約継続率アップ
- NPOの内部でファンドレイジングサイクル(※図1)をつくりましょう。
- 感謝と報告を繰り返しましょう。
- 寄付金によって達成できたことの親になってもらいましょう。
<引用:久津摩和弘(2013)寄付でつながるプロジェクト講義資料「寄付つき商品づくり概要説明」>