『来年はもっといろんな関係団体と協力し、たくさんの場所でライトアップをして、自閉症・発達障がいへの理解を呼びかけたいんです』― 去る4月2日に、国連で定められた世界自閉症啓発デーのイベントとしてライトイットアップブルーin山口を開催したマザーズスマイル山口からの相談がことのはじまりでした。
これまでのさぽカフェは、さぽらんて側で事前にとりあげる社会課題・テーマを決めるスタイルだったのですが、今回はマザーズスマイル山口の要望に応える形でさぽカフェとして行うことに。
下打ち合わせをするなかで日程が確定したのが5月2日。GWをはさんでいたため開催日までの平日はたったの5日しかない状況で、もしかしたら来られない団体さんが多いかもしれない・・・そう思いつつアポイントをとってみると、なんとお声かけした方の9割以上から参加を快諾いただけたのです。
そうして集まったのが、ホスト役をつとめるマザーズスマイル山口、山口県自閉症協会高機能部アスペの会、ハッピーマム、そして児童民生委員、市障がい福祉課、市協働推進課の総勢11名。
参加者全員が自己紹介した後、マザーズスマイル山口の石田さんからライトイットアップブルーin山口開催の経緯、思い、今後の野望(!?)について話していただきました。
それから【市民が自閉症・発達障がいへの理解を深めるためには】をテーマにワークショップ。
15分という限られた時間のなかで、模造紙からあふれるほど実にたくさんの意見が出されました。
出された意見をグループ分けしていくと、①教育現場の理解②地域の理解③情報発信④継続的な関わりづくり⑤課題の洗い出し-という5つのテーマに分かれ、そのなかでも特に②③⑤が重要。
今後はライトイットアップブルーin山口2018開催へ向けた協力体制づくりと並行し、発達障がいのことが分かるパンフレットの作成、地域や企業を対象に発達障がいへの理解を深める勉強会開催へと発展させていきたいと思っています。
ライトイットアップブルーin山口はひとつのきっかけにすぎません。発達障がいや自閉症を正しく理解し受容できる人が増えれば、きっと誰もが生きやすいまちになるはず。そんな社会の実現に向けて、さぽらんても全力でサポートを続けていきたいと思っています。
(スタッフ 川上)