「人をよびこむチラシ講座(2回目)」レポート

7月12日(火)10:00~さぽらんてにて2回連続講座の『人をよびこむチラシ講座』が開催されました。8名、7団体ご参加いただきました。
講師は前回に引き続きNPO法人 市民プロデュースの小柳明子さん。
第2回目となる今回は、1回目に習ったことを踏まえ、まずは人を惹きつけるチラシの見せ方のコツやポイントからレクチャーしていただきました。

Point.1 「見出し」で興味を惹きつける
チラシの要となる見出しは大きさと太さでメリハリをつけるのが大切。見出しは大きすぎるかな?と思うぐらいで丁度いいそうです。人間が一目見てわかるのは14文字だといわれており、見出しをパッと見て「あっ、これ気になるな」と思わせて手に取ってもらう。まずは見出しでチラシの魅力を左右するんですね。

Point.2 「写真とイラスト」は一瞬で伝わる
パッと見て何が書いてあるのかをイメージしやすいのが写真やイラスト。どんな内容のチラシなのかが一瞬でわかります。チラシに活動の様子として人の顔(表情)が載っていると「まず人の顔が目につく」という人間の心理に基づいていて、とても効果的なようです。

Point.3 余白をうまく使って「息継ぎ、仲間分け」を
チラシ作りのプロが一番気を遣うのが、余白の使い方。情報の仲間どうしを近づけることで余白を作り、情報の種類を区別させるのです。「読めそうだな」と思わせるようなチラシの構成を作ることがポイント。情報を載せすぎてゴチャゴチャしてしまうと見る気がしなくなりますよね。なるほど!

Point.4 背景・枠組みは「引き立て役」
情報整理に枠が必要だと思いがちですが、あまり枠を目立たせてしまったり、枠ばかりを増やしてしまうと逆に仰々しくなってしまいます。余白をうまく使ったり、点線にしたり、横線だけ入れてみるなどの工夫で「ワクワクしすぎない」を心掛けると良いそうです。背景も目立ちすぎると本文が見えてこなくなりがちなので気を付けたいところですね。

Point.5 文字は「読みやすさ」が命
フォントの使用はできるだけ少なく、多くても3種類までを目安に。見出しには特徴のあるフォントを使い、本文には読みやすい明朝、ゴシック、丸ゴシックあたりを使うぐらいがちょうどいいそうです。本文にオシャレなフォントを持ってくると、逆に読み疲れてしまうかも!?

★チラシのビフォーアフター
ミニ講義でコツを教えてもらった後は、今講座のメインイベント「チラシのビフォーアフター」の時間。各団体さんが作ったチラシデータを小柳さんがテコ入れしてくださったものを見比べて、いいところと改善箇所をみんなで共有していきました。
見出しを目立つように大きくしたり、サブタイトルを付けたり、枠を外して情報をまとめたり、色を変えたり…少しの変更だけでずいぶんと目を引くチラシに変身したことが一目瞭然!とてもためになりました。
なんと今回は、さぽらんて講座担当者が作ったこの「人をよびこむチラシ講座」のチラシもビフォーアフターされました!センターにはキビシイ小柳先生にありがたく打ちのめされた担当者…(笑)次回のさぽらんて講座案内はもっと読みやすいチラシが発行されることと思いますので、どうぞお楽しみに♪

たかがチラシ、されどチラシ。ただ情報が詰め込んであるだけでも、オシャレなだけでもダメ。チラシって奥深いなと改めて感じさせられました。
チラシは団体と参加者をつなぐ大切なツール。もっと魅力的でわかりやすいチラシを作って、集客率、団体イメージ、信頼度までぐーんとアップさせていきたいものですね!
(さぽスタッフ 藤岡)

熱心に聞き入る受講生たち
的確なアドバイスが好評の小柳講師
今回の目玉!チラシのビフォーアフター