11月14日に山口県立大学地域交流スペースYuccaにて、Yucca・さぽらんて主催の第2回Yuccaサロン(市民活動団体と県立大学学生との交流会)を行いました。
今回は6市民団体7名(詳細はページ下)と13名の学生さん、藤田教授にご参加いただきました。
この交流会の狙いは、「世代を超えた交流」と「ボランティア募集」なのですが、なぜか必ずカレーが出ます。そしてなんと、カレーを食べながら人の話を聞き、空いたカレーの皿を持ったまま、おかわりのタイミングをはかりながら、お見合い回転ずしという方式の交流を行います。第2回目にして、カレーはコミュニケーションツールだという確信を持ちました。配膳の時、カレーやお茶のおかわりの時、そこかしこで会話が生まれます。
★この日のタイムスケジュール★
1.ガイダンス
2.参加団体紹介(3分×6団体)
3.学生自己紹介(1分×13名)
4.お見合い回転ずし(5分×6回)
5.フリータイム
6.アンケート記入
参加団体・学生は以下の内容でそれぞれ自己紹介ボードを作成します。
① 所属(団体名・学部学年)、②氏名、③団体:わが団体でボランティアするメリット、学生:セールスポイント、④団体:学生ボランティアに期待すること、学生:こんなボランティアがしたい。
このボードを持って団体側からの自己紹介・・・・
一団体3分のはずが・・・・若い学生さんが熱心に耳を傾けてくださるので、みなさん熱い思いを語りたいだけ語っておられました(笑)。エンジンがかかるのも無理ありません。そんな濃い、熱い大人たちだから市民活動にまい進できるのです!(本レポートでは、熱い参加団体の皆様の紹介はンクでのご紹介で割愛させていただきますね。)
13名の学生さんは軽やかに一人1分の自己紹介をしてくれました。発展途上国の子どもたちの食に関わる支援をしている学生、キックボクシングをしている学生(女子)、障がい児支援に関心のある学生、絵を描くのが得意な学生、いろんなボランティアに参加してみたい学生、カレーを食べに来ました!と素直な学生などなど、参加の目的はさまざまですが、交流会に何かしら関心をもって参加していただけたようで、それだけで感激です。
若いということは、それだけでパワーがあって、色んな可能性を持っているということ。アンテナをはっている彼女たちの伸び白は無限大だなぁ・・・などとおばちゃんクサいことをしみじみ思いました。
そして、お見合い回転ずしタイムへ。
学生は2~3人のグループに別れ、各団体テーブルを順に回ります。(カレー皿を持って)
ここでは、団体のさらに詳しい活動を聞いたり、学生さんの話を聞いたりして、少人数で交流しお互いの理解を深めます。団体にとっては、ボランティアを募集する、学生の反応を探る、活動に共感してもらう、など絶好のチャンスタイムになろうかと思います。
さぽらんても、パンフレット作成に関するボランティアを募集したのですが・・・ここはチャンスタイムでもあり毎回難しいなぁと思う難所です。学生さんを活動に巻き込むのは、みなさんご存知と思いますが、至難の業です。私は、参加する活動が、学生さんにとって、時間と労力を代償にしても満足のできる内容、参加してよかったと思える内容、人生の糧になるような内容での募集をこころがけているのですが・・・、まずは、相手が何を求めているのかを知らなければ、それを返すことは難しいです。そのために、交流の場を持ち、「互いを知る」Yuccaサロンがあるのですが・・・毎回帰ってから猛反省です。
私が思っている参加のメリットと学生さんが求めるものは一致していただろうか・・・。一方的に話してしまう年の功が憎い・・・。
日々勉強ですね。
主催であるYuccaのコーディネーター杉山さんより、学生さんからの感想を以下のようにご連絡いただきました。
「いろんな分野のボランティアを知ることができてよかった。自分の興味のあることだけでなく、
多くのボランティアや情報を得ることによって自分の視野を広げていきたい」
「それぞれの団体さんの想いが聞けて良かった。
ボランティアや市民団体にはそういう想いがあるのが面白いし、それが私も好き。」
「山口県内でさまざまな活動があることを知って驚いた。
私みたいに知らない学生もたくさんいるので、ぷちぼらで知らせていきたい。」
「大人の方々の熱意の高さを感じた。そんな人たちと一緒に活動したいと強く思った。
大学に行く意味を見いだせた。現場を知っていきたい。」
「このような機会でしか市民団体さんの活動を知ることがないので、
貴重な時間を過ごさせていただいた。すごくためになった」
団体さんからも、このような機会があればぜひまた参加したいと言っていただき、双方が有意義な時間を持てたようでほっとしました。同じ釜のカレーの威力?いえいえ、熱い思いの大人と感度の高い学生との交流のたまものです。それを手助けしてくれたカレーにも感謝。
Yuccaにご協力いただきながら、市民活動の発展のため、学生さんや大学の地域貢献の促進のためにも今後Yuccaサロンを不定期ではありますが開催していく予定です。参加ご希望の市民活動団体さんいらっしゃいましたら、ぜひご相談ください。
<スタッフ おだ>
■参加団体紹介■
NPO法人あとう観光協会
山口県青年国際交流機構(IYEO)
福島~山口いのちの会
NPO法人ドリームファクトリー
古民家レッジ
市民活動支援センターさぽらんて