国際交流サロン『見たい!知りたい!未知の国!~ネパール訪問記~』

◇日 時:3月3日(土)13:30~15:30
◇講 師:ネパールの子どもたちに文具と支援をする会
代表 小島 富美子さん
※96年からインド・スリランカ・ネパールの小学校を通じて、教育交流を開始。99年より近隣の小・中学校に呼びかけて文具を集め、ネパールの子どもたちのもとへ、自分自身が運ぶという活動を続けられている。

今回もたくさんの民族衣装のサリーを持参してくださった小島さん。
まずは、気持ちもネパールに近づこうという事で、参加者のみなさんのサリーの着付けからのスタートです。

■実践報告
昨年夏に訪問された様子をDVDで報告。映し出される職員室には男性教員の顔ばかり見えます。カメラがターンすると、壁には日本からの寄せ書きがいっぱい。
窓ガラスのない教室は盗難が多いので、柵をつけるように現在検討中とのこと(約7万円)
なんと日本からのお土産でいちばん喜ばれるのは“インスタントコーヒー”。ネパールでは高級品だそうです。決して物がないわけではなく、貧富の差が激しくお金持ちにしか買えない物が多いとのことでした。

※初めて同行された瀬戸久美子さんの感想 ※
「子どもたちの現状を目のあたりにして衝撃を受けた・・・旅行でインドに行ったことはあるけれども、同じヒンズー教でもネパールの人々はあたたかいと思いました。とても親切にしてもらって、本当に参加して良かったです。観光するには高いけど、街並みは昔のまま整備してあり、とても綺麗でした。」

■ネパールの食を少しでも感じていただこうと”チャイ”と”ナン”でティータイム。壁面に並べられた子どもたちや学校の様子の写真に目を向けながら、おいしくいただきました。

■1999年、小島さんが初めてネパールへ行かれた学校は、200余人もの生徒がいるにもかかわらずトイレがない状態。授業を受けるのもムシロに座って・・そんな環境におかれても、一生懸命勉強に励む子どもたちの姿を見て“手助けしたい”と思われたそうです。
最初は「あげる・恵む」ということに抵抗をもちながらも、「ナマステ~(こんにちは)」と言うと「ダンネバード(ありがとう)」と返してくれる子どもたちの目の輝きに惹きつけられた、とおっしゃる小島さん。”ボランティアはまず自分が楽しむ・・そして息をするように・・”と、気負うことなく、これからもずっと活動されることでしょう。
子どもたちに鉛筆を配る小島さんの様子がDVDから映し出されます。それを受け取る子どもたちの笑顔の可愛いこと、でも一番素敵だったのは手渡す小島さんの笑顔。その笑顔に“ボランティアの極み”を見せつけられたような気がしました。
頂いたチラシには“今年は8月上旬ネパール出発予定。『命知らずのメンバー募集中』”と記載されていました。

サリーがとってもお似合いの小島さんと瀬戸さん。
小島さんと瀬戸さん。サリーがとってもお似合いです。
参加者もサリーを着て記念撮影です。
お気に入りのサリーで「ナマステ~」
熱心に話を聞く参加者の皆さん。
「へ~」「うんうん」熱心な参加者のみなさん。
美味しいナンとチャイをいただいています。
食でネパールを感じて・・”ナン”と”チャイ”「おいし~い」
学校の様子についての展示。
学校の様子。