「映像を使ったPRに挑戦してみよう!(最終回)」発表会が開催されました

「映像を使ったPRに挑戦してみよう!」は6月から月1回4時間のペースで行われた連続講座です。
5回目となる最終回は10月3日(日)11:00~14:00、一の坂川沿いにある「惣野旅館」2階で『まちさぽPRビデオ講座発表会』を開催、その後講評会が行われました。

当日は曇り時々雨あいにくのお天気でしたが、一の坂川沿いはアートふる山口が開かれていて人通りも多く、賑やかな中での開催となりました。
会場の横ではYCAMによる市民コラボレーターによるワークショップも開催されていて、学生・カップルから小さなお子さんを連れた家族など色んな人の行き交い、途中足を止めてくれる人が沢山いました。

講座受講者は、パソコン操作をする人、アンケート用紙を手渡す人、など上映会場のスタッフとなり活躍しました。

■発表会の内容
【エントリーNO.1:『まちのえきで待ってま~す♪』 てごのて(団体)】
憩いの場、まちのえきへご案内いたします。みなさんぜひ一度足を運んでください。
【エントリーNO.2:『小田さん家の卵』 個人】
小田さん家の卵ファンです。今回取材に行くことで、なぜ卵がおいしいのか?なぜエサにこだわるのか?その意味を知りました。
「身土不二」人と土は一体である。人が捨てるモノによって、地球環境はおかしくなっている。でもそれは使い方しだいで生かされ、その恩恵は人々に還ってくる。
そう、みんなつながっているのです。
【エントリーNO.3:『Yanで~す。』 Yan(山口アートネットワーク)(団体)】
Yanです。山口をアートで元気なコミュニティにするために活動しています。
つくる、つたえる、つなげる、をモットーにアート活動を行っています。
みなさん、一緒に活動しませんか\(^O^)/
【エントリーNO.4:『よさこいに魅せられて』 個人】
『君が踊る、夏』よさこいがとうとう映画になりました。折角なので映画の宣伝も含めて、全国の人を魅了する、よさこいとは何かを独断と偏見で紹介してみたいと思います。
【エントリーNO.5:『地域活動おたすけターミナル メディエーター』 地域活動おたすけターミナル メディエーター(団体)】
大学のボランティアサークルグループ「メディエーター」の紹介をします。写真を使った映像を通して、私たちの活動を知ってもらいたいです。
地域活性化を目指す学生の表情が伝わるように制作しました!!
是非多くの人に見て知ってもらいたいと思います。
【エントリーNO.6:『山口勝手に観光案内』』 個人】
山口の観光スポットを紹介します。
【エントリーNO.7:『「あなたらしく」を応援します!』山口市市民活動支援センターさぽらんて(団体)】
さぽらんてには、すべてのひとにその人らしい居場所と出番があり、みんなが役に立つ歓びを大切にするよい循環の社会を願っています。
現代の社会に立ちはだかる解決の糸口が見えない問題。大きな問題だからこそ、一人ひとりが関わることが大切なのです。
何か自分にもできることはないかな?と思っている「あなた」の一歩こそ、新しいイノベーションのカギです。
【エントリーNO.8:『わっか屋-人と地球がよろこぶ暮らし-』 個人】
今回初めて映像の制作をさせていただきました。
見る側から作る側になり、作ることの楽しさや難しさを学ぶことができました。
取材にご協力いただいた角さん、本当にありがとうございました。
わっか屋の温かくて心地よく、そしてどこか懐かしい雰囲気をお伝えできたらいいと思っています。
【エントリーNO.9:『「山口の祭り」を日本全国に発信する』 個人】
未完成ですが・・・。

ほとんどの人が動画撮影自体はじめて、とのことでしたが、3分から5分程度の作品は力作ぞろいでした。映像は、ビデオカメラで撮ったものを使ったものが1本。その他8本はすべてデジタルカメラの録画機能を使っての録画ということでした。
映像を見た人には感想を書く紙を手渡し回収ボックスに入れてもらうようになっていましたが、箱には沢山の感想が集まりました。

■振り返り会
14:00一般公開が終了し、その後は同会場6畳の和室に今回の連続講座の参加者が膝をつき合わせての振り返り会となりました。

<講座受講者の声>
・これから、その時々の活動を映像におさめていきたい。
・BGMを探すのが大変だっった。
・スローフードの活動に興味があるので、目に見えないものを、見えるカタチにする映像をこれから使っていきたい。
・パズルを組んでいくようで楽しかった。
・今回初めて作って勉強になった。これからちょっとづつでもいいから作っていきたい。
・中間発表よりみんなずいぶんレベルアップしたと思う。
・映像だから伝えられるものがあるな、と思った。
・中間発表でみんなものをみたことが、自分の作品を見直すきっかけになった。
・中間発表のみんなのよいところを取り入れて最終的な作品に仕上げた。最初は難しそうと思ったけどみんながいるからできた。
・日常の風景をブログに載せて活動を身近に感じてもらえるようにしたい。
・撮影をはじめたら楽しかった。音楽を入れようかと思ったけど楽しい雰囲気が伝えたくて、音声をそのまま残したがそれがよかったと思う。

<講師(会田さん)からのアドバイス>
取材中の音源をそのまま利用してあるものは、ナレーションと一体感があってよかった。でも取材中の音源が利用できない場合、インタビューだけ別にとり、後で音声トラックにのせなおすこともできる。
クラシック音楽などをBGMに使用したい場合、映像をユーチューブにあげるなどしたとき問題があることがある。音楽は作曲家だけでなく演奏者にも著作権があるので注意して使用して欲しい。
ちなみにアメリカには「フェアユース」という考え方の元「社会のために著作権を主張しない」こと明示した音源ばかりを集めたサイトがあるとのこと。英語を読まないといけない、、、という部分はあるけれどそういったサイトの音源を使用すればクラシック音楽をBGMにして一般公開も可能。

受講者からは「中間発表がよかった!」「はじめてだったけど思ったよりずっと簡単だっ、」という意見が沢山でした。相田さんも「中間発表で、他の人がしていることを見ることもとても勉強になる」と言われていました。自分の作品を見直すいい機会になったのか、最終的に発表会で上映された映像は中間発表より数段レベルアップした内容になっていたとのこと。まだ未完成なのでブラッシュアップして映像をネットで公開したいという声もありました。

■講師(会田さん)からのまとめ
ブログの中で使うのであれば、3カットで十分映像を作成できる。例えば今回の発表の様子を映像にするなら、1階入り口部分、発表会の全景、講評会で話している人の上半身のズーム、で3カット。プラスワンカット入れるなら、食べ散らかしたゴミの後(講評会途中から差入れのお茶とお菓子をいただきながらのプチ打ち上げ状態でした)でできる。
俳句を作るような感覚で、映像を撮って、並べ替えてみて、気軽に映像を作ってアップしていってほしい。

また、今回の講座は映像をよくみる・分析する、というところからはじめたので、映画やCMを見るときにも、見方が変わってくるのではないかと思う。ぜひ難解とよばれる映画を観ることにも挑戦してみてほしい。そして山口の映像文化のレベルが少しでもあがればうれしい。

<市民広報記者の感想>
市民活動の情報発信ツールは、メルマガ・ペーパー(広報誌)・ブログ・ホームページだったり、文章・写真だったり色々ありますが、映像はその「場」の雰囲気や「楽しい!うれしい!驚いた!」など取材する側やされる側の感情を伝えるのに特にいいなと思いました。
参加者のみなさんの「楽しかった!思ったより簡単だった!これからも使っていきたい!」の声に、次機会があったら私もぜひ参加してみたいな、と思いました。

近々一部ユーチューブにもアップされるとのこと。
発表会を見逃したという方はぜひそちらでご覧ください。

*You Tubeにアップされました。
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市民広報記者 千々松

会場入口のようすです。
会場入口のようす
不思議な雰囲気の上映会場です。
上映会場ようす
円になって振り返り会をしています。
振り返り会のようす