3月9日10時より、さぽらんてにて市民活動団体初心者からこんな講座があったらいいな、こんなサポートをしてほしい、などの意見交換をする会「さぽカフェ」が行われました。
参加者さんたちは緊張してさぽらんての玄関をくぐって来られましたが、カレーのいい匂いに包まれて、皆さん顔がゆるんでおられました。
本日参加されたのは「ピース★バンビーノ」「monte bocca」「マザーズスマイル山口」「ムーブ」の4団体。そこに先輩団体の山口市子ども会育成連絡協議会、NPO法人あっと、さぽスタッフも加わっての自己紹介のあと、4つのテーマについての意見交換を行いました。
1.運営で困っていること
託児や会場手配など現場で起こってくる問題もありますが、スタッフ間で温度差があったり意思統一が難しいことや、連絡、報告、宣伝などどこまでやるべきかなど企画段階での悩みもありました。一方、スタッフや後継者など人員確保の面にも不安があるようでした。
市民活動を運営していくには誰もがリーダーシップを取れるようにひとりが背負いこまないように他の人へ振っていくことが重要。そのためにやるべきことを具体的に文面化し、誰でもできるようにしていかなくては続かない、とのアドバイスがありました。
2.会計で困っていること
助成金をもらっている団体からは助成金と団体独自の会計報告などをどのようにすればよいのかという意見や助成金を使いたい費目に使えないなどの悩みもでてきました。
報告が必要になる助成金のほかにもバザーやフリーマーケット、カンパなどで資金面を補う、という方法も。なるほど。
3.活動する上で身につけたいスキル
ブログやホームページなど情報発信スキルやファシリテーターなど話し合いの場をうまくまとめるスキル、新しい企画立案スキルがほしいという意見もありました。また、自分たちの活動を客観視して、どんな需要があるのか?というようなマーケティングスキルも磨きたいという意見については、ほしいデータがあればさぽらんてに依頼して!と、頼りになる声があがりました。
4.その他ご意見
さぽスタッフより、団体さんと顔の見える交流の場をもちたい、という意見がありました。こうしてさぽカフェなどで集う機会というのはとても貴重なのだな、と改めて感じました。
すべての意見交換が終わり、美味しいカレーに舌づつみを打ちながら交流ランチタイム。最後に、さぽカフェ担当で司会の川上さんから。
「何か問題を見つけて、どうにかしなきゃ!と思われている時点で、あなたはすでに活動のリーダーになる資格があると思います。そんなあなたの思いを私たちさぽらんてスタッフは喜んでお手伝いしますので!みなさん頑張ってください!」
という強い思いを持った言葉にハッとさせられ、団体さんを応援したいという気持ちにグッときました。私たちにはさぽらんてという強い味方がいる。山口市民で本当によかった!
来年度数回にわたって行われるさぽカフェでは、今回出た意見を反映してブログ講座などいろいろな講座が予定されています。
自分の団体の学びだけでなく、他団体さんとの交流することでお互いを高めあっていけるさぽカフェ。次回のも楽しみにしています!
市民広報記者 藤岡