しっかり!すっきり!めざせ 家計美人

日 時:平成17年10月27日(木)13:30~15:30
講 師:中村 久枝さん(ファイナンシャル・プランナー)

6月の講座が大人気でみなさんの「あつ~い要望」にお答えしての第2弾開催となりました。さあ、今回はどんな新しい情報が伺えるのでしょうか・・・?
今回も“家計美人”にちなんで 「家」「計」「美人」 三班に分かれてのスタートです。
まずは『家計』とは・・・
☆知って得する、知らなきゃ損する・・・家計の話!
☆家計は夫婦で考える
☆自分達で次の展開を考える
(例・・・ガソリン値上げ → 灯油値上げ → 電気代値上げ・・・)

私たちに関心のある身近な話題から。

1、 ガソリン値上げ! 灯油も・・・

1バーレル=159リットル=40ドル(昨年12月)
=62ドル(現在)昨年の1.5倍

為替レート
1ドル・・・103円(昨年12月)   〃    =4,120円
・・・115円(現在) 灯油 159リットル=7,130円

◎いろんなものに波及して値上がりするということは、家計への影響大になることが必至。しっかり自覚することが大事!さてそこで、私たち主婦のできることは・・・節約、省エネ!為替レート?1バーレル?1ドル?難しそうだけど身近なガソリン値上げ問題で、よりわかり易く理解することができたようです。「新聞もテレビ欄だけじゃなくて、経済面にも目を通すくらいに関心が持てるようになるといいですね」と中村さん談。

2、高校、大学と教育費ってどれくらい必要?

≪1年間にかかる子どもの学習費(幼稚園~高等学校)≫
・幼稚園  ⇒ 公立:23.3万円  私立:51.9万円
・小学校  ⇒ 公立:29.2万円
・中学校  ⇒ 公立:43.7万円  私立:123.2万円
・高等学校⇒ 公立:52.8万円  私立:103.1万円
(全日制)
≪ 私立大学の初年度学生納付金平均額(総計)≫
・文科系平均 ⇒ 119.8万円
・理科系平均 ⇒ 160.0万円
・医師系平均 ⇒ 938.4万円
・その他平均 ⇒ 160.9万円

≪ 国立大学の学生納付金(平成16年度標準額)授業料 ≫
・学部(昼間部)⇒ 520.800円
(夜間部)⇒ 260.400円
・大 学 院  ⇒ 520.800円
・法科大学院 ⇒ 804.000円

※資料:文部科学省「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」(平成16年度)注)このほか大学の専攻科・大学の別科(音楽別課、養護教諭特別別課など)乗船実習科、理療科教諭養成施設、短期大学などの学生納付金が別途定められている。

◎上記は学費のみの額です。毎月の生活費や最初に準備するものなど他にも費用はかさみます。子どもの学費は確実に必要なもの。予想できることはできるだけ早く準備するほうがベスト!
私学など費用がかかる方を想定して準備しておくと、差額が出た時には老後資金にまわせますね。何事も計画的に・・・!

3、大丈夫?あなたの保険はあなたサイズ?

◇本当に保険は必要だろうか?アンケート
・やはり、参加者全員加入済み。
◇では、家族が加入している保険を全部書き出してみましょう。
・平均一人につき2つくらいの保険に加入。
・掛捨型・貯蓄型に分けられる。用途によって使い分けることが大事。
・入院の場合、一日10,000円給付型が好ましい。貯蓄で回せる場合は無理に保険に入る必要はない。
・もう一度保険証書を見直しましょう。

◎様々な年齢の方が参加されましたが、なかでも若いお母さんが積極的な意見を出され、関心の深さが伺えました。これから必ず訪れる学費問題、老後問題に今から真剣に取組む気持ちが大切です。今からでも遅くありません。気づいた時がスタート!さあ~やるぞ~!

「保険は必要でしょうか?」と書かれた模造紙を使って説明する中村さん。
保険は必要でしょうか?
自分の家の保険を分類する参加者。
私の家の保険は・・・
参加者の熱心さに中村さんも真剣な眼差しです。
参加者の熱心さに中村さんも真剣な眼差し。
メモをとりながら真剣に話を聞く参加者。
「へぇ~そうなんだ~」「保険証書見直さないと・・・」
教育費を計算をしています。
実際に計算してみます。「教育費ってこんなに要るのね~」