「考えるな 感じろ!」
これまでのセミナーとガラリ変わり、資料なし、机なしの設え。
この空間の先に一体何が起こるのか、今回の参加者県内の中間支援者25名誰も見えません。知っているのは、講師の長浜洋二さんのみ。
そんな、闇鍋のようなセミナーは、参加者同士の現状の組織課題を3人で話すという自己紹介から始まりました。
イスを使うのもつかの間、テープで区切られ、その中にある問いに「感じるまま」に移動し、選んだ人同士でその理由を共有。そして、改めて組織のみんなとも共有し、ディスカッションします。
また、組織の人間関係を星座になぞって表す作業。
4つの関係性の度数に当てはめて、自分の闇を知り、それを身体表現(ポーズ)しました。
その後も、中間支援者のメタスキル、やる気の源泉を洗い出すなど、新鮮体験が続きます。
極め付けは、私の国をイメージし、ペアになった人と共に私たちの国を作るというワーク。
参加者の感受性と妄想力、素直さが磨かれる不思議なセミナーとなりました。
組織支援においては、とかく人間関係に介入する場面もあります。中間支援者としては、よりよい介入で、自律的に組織改善に気付いてもらえる支援が必要となります。そんな場面では、第3者だからこそ問いかけられるこの手法をぜひ活用したいと思いました。
参加者の振り返りコメントでは、
・スタッフ間で日頃話せない内容が話せたのかよかった。
・自分と相手との違いが体験できた、知ることで寛容になれる。
・支える視点での妄想力の欠如を感じた。今後の支援の参考になる。
・急に物事を変えるのは間違いだと感じた。自由にゆるくまちづくりを考えたい。
・スタッフの認識の違いが分かった。違うからことよい組織になると感じた。
・参加者同士が近くなったように感じる。
・自分の闇に気づいた。避けていた事に気づいた。
・自分と相手のとのテリトリーを知る中で、適度な関係作りができるのだと思った。
・組織の中でそれぞれ役割があり、システムは問題解決の力があるのだと。
・困難な団体支援の中で、システムとして全体像を見るその視点が参考になった。
・支援の際に組織内で共有できていないという問題を、手法を学んで解決したい。コーチングスキルを身に付けたい。
などが上がりました。
<わたなべ>