平成18年7月15日(土)開催 参加者16名
講師 野稲絵美さん(サンデー山口編集局長)
経理の仕事から突然物書きになったという野稲さん。「文章を書くのが好き!」なのではなく、取材活動に興味があってこの世界に入られたそうです。会話を文章にする難しさを痛感しながら、「人との出会いが楽しい!」「山口が好き!」という野稲さんのアドバイスは参加者に大好評でした。
■情報発信者としての心がまえ
①常にアンテナを高く、敏感に!
普段の暮らしや出会いの中でいつもと違う「何か」がないかニュースを探します。そして、どんな人にどんな情報を発信したいのかをはっきりさせましょう。
②百聞は一見にしかず!
取材の原点は「足で書く」こと。まずは、自らの目で確かめ、理解することを心がけます。
③多角的な視点を持つ!
誤った情報ほど怖いものはありません。表面上の情報や一人の人の話をうのみにせず、裏付け収集をし中立・公平で、違った角度から見つめてみましょう。
④自分の意見を持っておく!
話の芯がしっかりしていないとせっかくの情報が誰にも伝わりません。自分が何を伝えたいのか、何が大切なのかをはっきりさせ簡潔に表現しましょう。
■記事を書くときの基本
☆ポイント1
○3C
①分かりやすく (clear)
②簡潔に (concise)
③正確に(correct)
○5W1H
①いつ
②どこで
③だれが
④なにを
⑤なぜ
⑥どのように
○1Y2T
①過去・経過(yesterday)
②現在・現状(today)
③将来・展望(tommorow)
☆ポイント2
何を伝えようとしているかわお分かりやすく、より簡潔にする ために
「結論」⇒「本論」⇒「序論」・・・読み手にとっても必要な情報かどうかが一目瞭然です!
■より魅力のある、読みやすい記事にするために
①主語と述語をハッキリさせよう。
②プラスのイメージの言葉を使おう。
③言葉の重複を避けましょう。
④漢字を減らそう。
⑤優しい言葉で書きましょう。
■その他のアドバイス
○とにかく書くこと。1に努力、2に手法、そして優先順位(伝えたいことを絞る)
○「伝えたい思い」で、いろいろな文章を読むことが、言葉の引き出しを増やす。
○短くてわかりやすい文章が一番!
○記事の効果としての写真を用いる。
○出来上がった文章は、気分を変えて斜め読みでも理解できるかどうかをチェック!
■おまけ・・・取材記事のポイント
取材の場合は、相手の言葉がどういう心境から発せられているのか、よく話を聞いて確認してから文字にしていくことが大切。