大内コドモジカンプロジェクト振り返り会報告

28年度、大内問田・小野・氷上で開催したコドモジカンプロジェクトの3地区合同振り返り会を開催しました。
この日集まったのは、各地区のリーダーをはじめとする運営スタッフと、まちづくり協議会、市役所職員、さぽらんてスタッフの総勢15名。
コドモジカンは、それぞれの地区で運営スタイルが決められる自由度の高いプロジェクトなのですが、自由度がある分「未完成」のプロジェクトとも言えます。「こうでなくてはいけない」「こうあるべき」というものはなく、都度出てきた課題に改良を加え、オリジナルのものを地域の手でつくっていくのも醍醐味のひとつです。

コドモジカンを終えての感想や、他の地域ではどんなことが行われ、どんな苦労や課題があったのかを意見交換しながら、次につながるヒントを見つけてもらうため、まずは映像で夏を振り返りました。

良かった点はに、「つながりができた」「子どもと接するのが楽しかった」「異年齢の交流がもてた」「協力してくれる人がいた」「子どもの本質は変わっていないことを実感した」など、“人”に関する感想が多く、子ども会の方からは「親だけでは日頃経験させられないようなプログラム(小刀を使った竹細工)がよかった」とプログラムに関する感想もありました。

反省点としては、「子ども会役員の負担を減らしたい」「子どもに与えるばかりでよいのか」「回覧広報だけでは周知が不十分」「保護者同伴の未就学児の受け入れも検討したい」「写真撮影の事前許可の必要性を感じた」「仕事との両立に負担を感じた」「開催時期について」などなど、運営上のものが多数でました。

広報については、どの地区も苦労しており、「親目線ではなく、子ども目線」の広報に切り替えたほうがいいという意見がでました。地区集会や登下校時への配布案があがり、そのためにできることなども検討しました。

継続には、楽しく!はもちろん、楽に!も大事な要素。
そのために、課題のひとつひとつも財産。
人の知恵も、手も、集まれば集まるほどいい!

まだまだ改良の余地がある各地区のコドモジカン。
今後の展開が楽しみです。

コドモジカンプロジェクトは、地域の宝である子どもたちが、より豊かなコドモジカンを過ごせるように、遊びと学びを備えた居場所づくりと、地域ぐるみで「子育ち」を見守る取り組みです。そして、子どもを真ん中に地域コミュニティのつながりを広げます。

<スタッフ 小田>