日頃から熱心にボランティア活動をされている方を招いて、ボランティアについて語ろう!と第2回 円卓会議が7月13日(日)さぽらんてにてありました。(全2回で終了)
今回は1回目に引き続きのステップアップ編で、同じメンバー(社会人ボランティア、市民活動団体、学生ボランティア)に集まってもらい、前回出た意見から話し合いをスタート。
では講座レポートと行きたいところですが、担当である田中が出たり入ったりでしたので、雰囲気をレポートします。
まず前回の意見から深堀りからです。
ボランティアをしている人「すごいね~」と言われる(物好き、奇特な人と思われている)のは何故?というお題に、思いついた事を皆に発表してもらいました。
【社会人ボランティアからの意見】
・やってるだけで特別だと思われている。
・休日に無報酬でボランティアをしている事が「仕事」をしていると思われている。
・一般の人は自分の趣味を優先したいのではないか。
・(すごいねーと言う人は)そもそもボランティアの成果や自分を成長させてくれると言うボランティアの見返りを理解していないんだと思う。
・自分に時間的余裕がないと思い込んでいるんだと思う。
・ボランティア募集がハローワークの求人情報のような感じ敷居が上がっている。
【団体からの意見】
・ボランティアは大変なものと言われる。
・ボランティアにも道義的責任がある、自分の事を優先されると受け手サイドも困る。
・「ボランティアなのによくやっているよね」と言う言葉はきっと“子供を置いてまで他の事を優先するなんて”と言うような、子育て中の親の意見だと思う子育て中でも私ができているんだから、あなたもできるはず!
・趣味を共有したいと思う人と、思わない人もいるのかなぁ。
・ずっと長年続けていられるのは、本来なら知りえないような若いお母さん方と、活動を通じて共通の話題ができる事。たくさんの喜びもある。
【学生ボランティアからの意見】
・学生は「ボランティアをしている」と言うとすごく周りからの反応がいいので、「すごいねー!」(奇特な人だね)と思われているのは意外な言葉。きっと社会人側の意見だと思う。
すると社会人ボランティアより、みんな「承認の欲求」があるんだと思う!との発言でマズローの5段階欲求の話しに。
マズローの5段階欲求
(リンクはWikipedia)
共有後、
私たちが行きたい「ボランティア募集」や「情報発信の仕方」を一緒に話し合いしました。
団体ブログ等の情報発信について
【社会課題がある団体へ】
・会の目的を示した上にトレンドになるキャッチコピーや、覗いて見ようと思うキャッチ・コピーを作れば賛同するのではないか?
・きっかけからつながりをつくるしくみづくりが必要
・キャッチコピーで誰かにヒットすれば賛同者になるのではないか?
【当事者の会の団体へ】
・共通の目的があると、一緒に学び合えるので強みだと思う。
・(当事者の会だと)一緒に活動する人になるので「一人じゃないよ、楽しもうよ!良い人生送ろうよ!」と言う、うまみを発信するとよいのではないか?
【広報チラシについて】
・目的、主旨、うまみを何点書くと、誰かにヒットする。
・目的と課題を違うものにする。
例えば「街頭募金」がテーマで、みんなに参加を呼び掛けるのではなく、学生が繋がれる。生活をもっと豊かにしませんか?などのきっかけを呼び掛けると広がるのでは?
以上、ざっとのレポートですが時間いっぱい使った有意義なボランティア円卓会議でした。
(第一回目、円卓会議のレポートはこちらです)
ふとしたきっかけで、企画したボランティア円卓会議でしたが、参加者の皆様に助けられ、新たな支援の仕組みも見つかりました。
参加者のお一人ひとりに感謝です。
スタッフ 田中