第2回 11/25(月) 「ひとり親家庭の支援に向けて」円卓会議

10月22日に引き続き、2回目となる「ひとり親家庭の支援に向けて」の円卓会議を開催しました。

前回は『ひとり親家庭の困りごと~幼少期編~』についてどのような支援が必要かを考えていきましたが、今回は『ひとり親家庭の困りごと~学齢期編~』として、主に小学生~思春期の子どもを持つひとり親の課題に対し、現在ある支援の状況をシェアし、どんな支援が必要なのかを考えていきました。

まず自己紹介から…今回は2人一組になってお互いを紹介し合う「他己紹介」。お互いの似顔絵を描いてもらい、画力とともに発表してもらうことに。

 

みなさん、しっかりと絵の才能を発揮しておられました(笑)

会場があたたまったところで、会議に入りました。

学齢期の子どもを持つひとり親当事者のリアルな声をピックアップし、2グループにわかれてどんな支援があるか、それが届いていない、使われていないのはなぜかなどを話し合っていきました。
 

話し合いでは、2グループともに「相談先問題」を取り上げていました。
相談先はたくさん提供されているのに、知らない、子どもを連れていけない、話したいときには開いていないなど、さまざまな「使いにくさ」が挙げられました。

さらに、学齢期になると、子どもにパーソナルスペースを与えたいけれど狭い、引っ越し費用がないなど、住居問題も。
住居から山口市は移住しにくいという話に発展し、空き家を活用したくてもうまくマッチングできないという現実があることが浮き彫りに。



さまざまな課題を掘り下げていき、前回の幼少期に需要が多い「預け先」も加味して、何があると一番いいかというと「代理システム」なのかもね、という話になりました。

次回、最終回には2回に渡って出た話を踏まえて、どんな具体的な支援策やしくみがあると良いかを考える会議をしましょう、ということでお開きに。
今回も、さまざまな立場の方が集い課題解決に向けて話し合うことが社会の発展につながっていくというのを実感できた円卓会議となりました。
今回もお忙しい中ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

(さぽらんて藤岡)

参加者:ドットスタイル&当事者(小西さん、堀川さん)、一般社団法人HappyEducation&当事者(村上さん)、山口県こども政策課(松村さん)、山口市子育て保健課(吉村さん)、山口市教育委員会(樫部さん)、こども明日花プロジェクト(杉山さん、伊東さん)、山口市社会福祉協議会(佐内さん)、パーソナル・サポートセンター(大塚さん)、母子生活支援施設沙羅の木(加藤さん)、せわやきネットワーク(児玉)、さぽらんて(藤岡、寺山)