2022年10月23日(日)、SDGs×健康をテーマに「がんを知る日」を開催しました。
この企画は、さぽらんて広報紙「ええやん新聞」26号に連動し、がんや家族の健康について考えてもらう一日にしたいと、団体や企業にご協力いただき、展示と合わせて開催しました。100名を超える来館があり、それぞれのブースを楽しみながら健康について学んでいただくことができました。
メインイベントである「がんサバイバーの体験談を聴こう」では、ポポメリー藤本さん、波多野さん、リレー・フォー・ライフ・ジャパンやまぐち実行委員会の國光さんの3名に登壇していただきトークセッションを行いました。
午前の部18名、午後の部12名の参加がありました。
午前中は「がんを経験した話~社会の中での私の役割~」というテーマで、それぞれの体験談や団体活動について、セカンドオピニオン、アピアランスケアについて。
午後からは「もしがんと宣告されたら~家族や周りの人の対応~」というテーマで、家族の対応でうれしかったことや困ったこと、お金に関すること、検査の受け方、がんになってからの周りの人への思いなど、経験者でしか伝えられないことを各回1時間半語っていただきました。
当事者からの生の声を聴いた方々は、みなさん終始真剣に耳を傾けておられました。
親子向けに開催した「ウン知育教室」では、3組のご家族の参加がありました!
講師の㈱ヤクルト山陽・伊藤様より、いいウンチ「スルットくん」の作り方をわかりやすく教えてくださいました。エプロンシアターでからだの仕組みを教わったり、どんなものを食べたらスルットくんが作れるのか考えたり、みんなで一緒に体操をしたり。
親子で楽しみながら健康を学べた、とてもいい時間になりました。
他にも、さぽらんて前スペースでは「がんを知る展示会」に合わせて、チャリティーバザーやハンドメイドワークショップ、寄付つきカレーの提供やベジチェックコーナーなど、団体や企業の協力を得て、さまざまなイベントを行いました。
このイベントを通じて、市民のみなさまががんや健康について考える機会を提供できたことはもちろん、協力団体や企業のつながりづくりにも貢献できたのではないかと思っています。
また、今回の趣旨にも掲げているSDGsの目標:3「すべての人に健康と福祉を」では、”あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する”こととされています。
今回のイベントを通じて、健康寿命を延ばすためにも、初期がんの大きさを知った、ヤクルトを飲んだ、家族で健康について話したなど…一人ひとりが自分や家族の健康について知り、考える機会を得られたのではないかと思います。
持続可能な地域社会をつくるためには、些細なことでいいので一人が何か一つ小さなアクションを起こすことが必要です。そのきっかけをこのイベントで受け取った方々が、さらに周囲や地域に広げていってくださると嬉しいです。
【さぽらんてスタッフ 藤岡】