7月からスタートした「NPO知的資産マネジメント基礎研修」のステップ3が、10月20・21日の土日で行われ、無事ファイナルを迎えました。
ステップ1 ♪マーケティングへの理解 7月8日(日)
○ワーク:団体の課題整理
○講 義:マーケティングの理解
○ワーク:現状分析、改善策をディスカッション
○ワーク:ミッションを知る
参照活動レポートはこちら
ステップ2 ♪ミッションの確認
○ワーク:ミッションの作成・発表
○講 義:戦略性のある中期計画(ビジョン)づくりと行動計画
○ワーク:行動計画づくり
詳細活動レポートはこちら
ステップ3 ♪ミッションに基づく事業実施に向けて
〈10月20日(土)10時~17時〉
○ワーク:PR手法をマスターする
○プレゼン:ビジョンに基づいた事業計画発表
○ワーク:発表者同士でプレゼンをシェアする
○講 義:プレゼンの講評とコツ・行動計画に基づいた実践とその評価と改善
〈10月21日(日)10時~16時〉
○ワーク:PR手法をマスターする
○ワーク;事業報告(平成23年度分)意見交換
○講 義:行動計画に基づいた事業報告のコツ
○交流会
【講 師】
【中村 伸一 氏:プロセスマーケティングプランナー
やまぐち総合研究所有限会社所長
今回に限らず、中村講師の講座はじまりは脳みそをほぐすことからスタートします。
今回はどんな話が・・・(わくわく)
ちょこっとだけご紹介すると・・・・
いえ、わりとてんこ盛りでお話していただいたので一言で言うと
両日とも“コラボ”にまつわるお話でした。
<20日>
前回までのふり返りをした後、それぞれの団体をごちゃまぜにして4人ずつのグループに分かれました。
ここで一人2分の持ち時間で自己PRをしました。
その準備時間が1分・・・知らない人に自分をアピールするのって意外と難しい。苦手と思う人も多いはず。
少なくともNPO・市民活動のくくりで集まっている人たちなので、私がいたグループではおのずと・団体名・氏名・活動内容などに触れ、そこから自分のひととなりを紹介するといったPRだったような印象です。
そして、自分以外の誰の自己PRがよかったかを「いいね!」の投票制でいっせいので評価しました。
そして、一人1分で何に「いいね」したかの理由を発表。
人前で話す、自分を表現する、人と交流する。自己紹介ひとつとってもマネジメント要素が詰まっているような・・・・(深読みしすぎかなぁ)
実はこれ、短い時間で伝える「プレゼンテーション」の練習なのです。
講師はプレゼンテーションの定義を
「あなたに納得していただき、
わたしの考えに同意し、
決断して実行に移していただくようにすること」としています。
他団体や、行政、企業とコラボ(協働)したい時、助成金を受けたい時、このスキルは必ず必要になります。
それだけでなくても、いろんなシーンでうまく自己PRできるようになると、それだけで「つながり」が広がるような気がします。
自らの自己PRを成功させ、各方面にネットワークをお持ちの講師のPR手法をいくつも伝授していだだき午前を終了。
午後は、前回(ステップ2で)とりかかっていたビジョンの整理とそのプレゼン。
<ワーク内容>
自分たちのこれからについて、1年後、3年後、5年後、10年後のビジョンを描く。
そのベースとなるのは自分たちの理念とミッション。
その軸がぶれないように、会話や協議、思いを共有することが大事なのだと、すでに参加者は肌で感じているように思いました。
もちろん、さぽらんても同様です。
その後、1年後の行動計画を作成しながら3日目終了・・・・・
<21日最終日>
多業種がコラボし「つながる」ことで生まれた商品やネットワークの興味深いお話を聞き、前日同様参加者シャッフルの4人のグループに分かれ自己PRタイム。
前日と違うのは「コラボ」を見据えた工夫をこらすこと。この場合、不特定の「いいね」ではなく自分が欲しいと思う「いいね」をいかに取りにいくかが重要。と講師のアドバイスがありました。
自分たちと似た価値観、思いの人にするか・・・・
思い切って異分野の人にしようか・・・・
こんなわくわくすることで悩めるのも交流のいいところですね。
昨日、今日とコラボ・・・・
すでに参加者の多くは、自分たちのマネジメントに“コラボ”を取り入れようと色んな思いを巡らせていた様子・・・・
来年度の事業計画書を作成し、プレゼンする頃には「ぜひうちと・・・」なんて会話が飛び交っていたのが印象的でした。
長い長い4か月全4日間にわたる講座の終了が近づき、参加者全員で交流会を行いました。
参加皆勤賞の団体さん、途中やむなく欠席するも補講を受けて最終日を迎えた団体さん、代理の方の参加や、回を重ねるたびに増員していった団体さん、みなさんそれぞれの思いと講座の感想をお話してくださいました。
今後の展開に期待大。
<スタッフ おだ>