春先は犬飼いにとって何かと気忙しくなる季節。
アレヤコレヤが始まります、そうフィラリア予防や狂犬病予防接種のはがきがそろそろ届くころです。
集団予防接種会場に同行したり注射済み票装着キット(大げさネ)を作成して市民の意識啓発にとお節介してきましたが、この春は「百聞は一見にしかず」で注射会場に設置する看板を作りました。
これから少しずつ内容を小出しして皆様にご紹介していきますね。
プロのイラストレーター「ならむらのりかず」氏にボランティア協力をいただき、それはそれは素敵なものができたと自負しています。
初回の今日は山口に多い柴&柴風味わんこを基本ポーズとしてご紹介します。
犬の頭部を飼い主がしっかり固定しておけば注射を嫌がったとしても、あわてず騒がず背中や臀部などに注射ができます。
首輪に手をかけるとより安定感がありますね。
愛犬のお顔が獣医さんに向くと獣医さんも人の子、驚いて思わずブスッと針を刺しかねないわけで、そうなるともうこれは「負の連鎖」がスタートしてしまうので、気を付けましょうね。
まず飼い主さんが落ち着くこと、そしてできるだけ荷物は持たず犬を保定することに集中できるように身軽な格好でお越しくださいね。
この中型犬スタイル、実は獣医さんには中々にキツイ恰好を強要します。
飼い主にとっては1日1回のこの姿勢でも獣医さんにとっては、いつものように診察室で目の高さに患畜がいるわけではなく日に数百頭を相手にスクワットをすることになります、ちょっと考えただけで筋肉痛になりそうですよね?
だから大型犬以外はできるだけ飼い主が愛犬を抱いて獣医も楽な姿勢で受けられるようにすることを推奨しています。
落ち着いてゆっくり注射が受けられたら犬も飼い主も獣医師もみんな笑顔でまた来年元気で会いましょう!ってことになりますからね。
飼い主さん、身軽すぎる足元サンダル履きは散歩のときもそうですが犬を連れ歩くには不向き、危険ですよ。
犬の首輪も今日だけはしっかりキツメにしましょうね。
では次回のイラストをお楽しみに。