春の風物詩もひと段落

季語にあるんじゃないかと思うほど犬飼養者には季節のお約束事、狂犬病予防接種の山口市巡回サービスが今年度も無事終了しました。

4月6日のスタート初日より雨続き、各会場巡りをする市担当者や獣医師も犬と飼い主同様うんざりな雨の日の集団接種…皆様本当にお疲れ様です。
毎年愚痴りますが、動物病院でも同料金で受けられたら無理して雨の日にまで出向くこともなくなり、本当にうれしく有難いことですが、他市では出来ていることなので山口でもいつかは…と希望を捨てずに待ちましょうか。

今年も日曜接種会場にわんわんパーティクラブさんから頂いた啓発パンフとうんP袋を配布しながら、ちょっと嬉しい情報も耳にしました。

以前より格段に飼い主のマナーや知識もアップしたとはいえまだ存在していた、公開処刑のような注射の仕方を希望する情けない飼い主の要望には極力応えない方向になったようです。
注射嫌い・獣医さん嫌いを増長する負のスパイラルでしかない昭和な注射風景がなくなって、獣医さんのもとで落ち着いて受けるよう、飼い主自身の意識も高めていかないとね。

市にお願いして会場同行をさせていただいて約10年、自分の犬にオロオロする飼い主の代わりを買って出たりのおせっかいをしていたころとはすっかり職員の顔ぶれも変わって、淡々と進む日曜日の会場は阿鼻叫喚もなく晴れ渡る空同様穏やかそのもので、お節介の幕引きも潮時だなと感じた次第です。

毎年集合注射会場で元気な姿を見せてくれてるゴンちゃんも12歳、譲渡時小学生だったお兄ちゃんももう23歳だって…今年からはご夫婦二人でお越しでした。
譲渡犬1匹1匹に本1冊分以上の夫々の物語があります。
同行させていただからけたこそ、譲渡後の様子もこうして垣間見せていただける有意義な時間を与えていただき、改めて市に感謝感謝です。