13歳からの絵本ガイド ―YAのための100冊―

絵本のなかには、10代だからこそ胸に響いたり、
深く味わえる作品が数多く存在している。
小説ではなく、絵本だからこそ可能な表現もある。

 

しかし、文字が少なく、絵が大きく扱われているためか、
「絵本は小さな子ども専用のもの」と思われがちだ。
そこで、もっと10代の若者が自分にふさわしい絵本に出会えるように、
書評家、作家、翻訳家、書店員、研究者、編集者など、絵本のプロである14人が、
おすすめのYA絵本を厳選し、その魅力を縦横無尽に紹介する。

 

書店員や司書が、選書や売り場・コーナー作りにも活用できる、
という新たな読書の扉をひらくガイドブック。
西村書店HPより)

 

アート/ナンセンス/私は私/恋愛と友情/家族/生と死/平和と戦争/歴史/自然/物語―全10ジャンル、
名作・ロングセラーから2017年刊行のものまで、
書評家、作家、翻訳家、書店員など本のプロ14人が厳選し、
10代の若者にこそ読んでほしい、新しい読書のトビラを開くブックガイド
『13歳からの絵本ガイド ―YAのための100冊―』
が昨年の4月に西村書店より発刊されました。

 

 

監修は、金原瑞人さん(法政大学教授・翻訳家)と、ひこ・田中さん(児童文学作家・評論家)。

 

こどもと本ジョイントネット21・山口では、執筆者の14人の中の広松由希子さん(絵本評論家・作家)と松田素子さん(編集者・作家)に、今回、講演をお願しています。

 

松田素子さんが本著の中で紹介されている本はこちら。

 

『カボチャありがとう』(木葉井悦子/作 架空社 1994.8)

 

『だくちる だくちる』(ワレンチン・ベレストフ/原案 阪田寛夫/文 長新太/絵 福音館書店 1993.11)

 

『とべバッタ』(田島征三/作 偕成社 1988.7)

 

『ちいさなちいさな ―めにみえないびせいぶつのせかい』(ニコラ・デイビス/文 エミリー・サットン/絵 越智典子/訳 出川洋介/監修 ゴブリン書房 2014.8)

 

『きょうはそらにまるいつき』(荒井良二/作 偕成社 2016.9)

 

松田さんは1月27日に行われる講演会「絵本が育てる心の根っこ ~絵本誕生の現場から~」でこの5冊についてお話されるかも…。
ぜひご参加ください。

 


松田素子「絵本が育てる心の根っこ~絵本誕生の現場から~」

 

日 時 2019年1月27日(日)13:30~15:30
場 所 山口県立山口図書館 2F 第1研修室
資料費 500円
申込先 090-3636-2617(山口)、090-2008-9467(山本)、yamaf123@c-able.ne.jp (山口)